Thứ Bảy, 8 tháng 11, 2014

詩吟。

1 富士山 石川丈山
    
富士山 石川丈山 #2
    富士山 石川丈山 #3
    富士山  石川丈山   #5

仙客きたり遊ぶ 雲外のいただき   
神龍栖み老ゆ 洞中のふち   
雪はガン素の如く 煙は柄の如し
白扇さかしまに懸かる 東海の天

2 偶成  朱熹 #1  音声のみ
    偶成  朱熹 #1   小原雄太郎
    偶成  朱熹 #2  泉田泉芳
    偶成  朱熹 #3 =音声のみ

少年老い易く 學成り難し     
一寸の光陰 輕んず可からず    
未だ覺めず 池塘春草の夢     
階前の梧葉 已に秋聲

3 春を探る 戴益 

盡日 春を尋ねて 春を見ず     
杖藜 踏破す 幾重の雲     
歸來 試みに 梅梢を把って見れば   
春は枝頭に在りて 已に十分    

4 芳野  藤井竹外

古陵の松柏   天ぴょうに吼ゆ   
山寺春を尋ぬれば  春寂寥     
眉雪(びせつ)の老僧 時に帚くことをやめ     
落花深き處 南朝を説く     

5 太田道灌蓑を借るの図  大槻磐渓

孤鞍(こあん)雨を衝(つ)いて 茅茨(ぼうし)を叩く
少女 爲(ため)に遺(おく)る 花 一枝(いっし)
少女言わず 花 語らず
英雄の心緒亂れて 絲の如し

6 不識庵機山を撃つの図に題す(川中島)  頼山陽
    不識庵機山を撃つの図に題す  頼山陽  #2

鞭聲肅肅  夜河をわたる
曉に見る  千兵の大牙を擁するを
遺恨十年一劍を磨き
流星光底  長蛇を逸す

  武田節/三橋美智也  武田節藤本華之将
    石原詢子 詩吟 「川中島」 (武田節)



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1 富士山 石川丈山 

仙客来遊 雲外巓                 
神龍棲老 洞中渕               
雪如丸素 煙如柄               

白扇倒懸 東海天 

仙客來り遊ぶ 雲外の巓   せんかくきたりあそぶ うんがいのいただき
神龍栖み老ゆ 洞中の淵   しんりゅう すみおゆ どうちゅうのふち
雪はガン素の如く 煙は柄の如し   ゆきはがんそのごとく けむりはえのごとし
白扇倒に懸かる 東海の天   はくせん さかしまにかかる とうかいのてん

【字解】
 仙客   仙人
 雲外巓   雲の上につき出た山頂
 洞中淵   ほら穴の中にある水を深々とたたえたところ
 カン素   白い練り絹 雪の白さをたとえる
 白 扇   白い扇 富士山の姿をたとえたもの

【意解】
雲の上にそびえる富士山の頂きを見ていると、(その神聖な姿に)仙人も舞い降りて遊ぶであろうかと思われる。
さらにまた、老いた神竜がほら穴の淵に棲んでいるかとも思われる。
下界から仰ぎ望んでみると、雪は白い練り絹のように真っ白であり、立ちのぼる噴煙は、あたかも扇の柄のように見える。
まるで白い扇が東海の空にさかさまに懸かっているようで、まことに雄大で美しい眺めである。

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2 偶成  朱 熹(しゅき)

少年易老 學難成
一寸光陰 不可輕
未覺 池塘春草夢
階前梧葉 已秋聲

少年老い易く 學成り難し     しょうねんおいやすく がくなりがたし
一寸の光陰 輕んず可からず     いっすんのこういん かろんずべからず
未だ覺めず 池塘春草の夢     いまださめず ちとうしゅんそうのゆめ
階前の梧葉 已に秋聲     かいぜんのごよう すでにしゅうせい

【事解】
 偶 成   偶然にできた、という意味
 光 陰  日陰、時間のこと
 池 塘   池のつつみ
 階 前   きざはしの前 玄関先の意
 梧 葉   桐の葉 梧は青桐

【意解】
若者は年をとり易く、学問はなかなか完成しにくい。だから少しの時間でも軽々しくしてはならない。さて、池の堤の若草の上でまどろんだ春の日の夢がまだ覚めないうちに、庭先の青桐の葉には、もう秋の声が聞かれるように、月日は速やかに過ぎ去ってしまうのである。
(【cf.】http://youtu.be/zLjGcFyjRhk)

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春を探る 戴益  

3 春を探る 戴益

盡日春を尋ねて 春を見ず     
杖藜踏破す 幾重の雲     
歸來 試みに 梅梢を把って見れば   
春は枝頭に在りて 已に十分    


【字解】
 盡 日   じんじつ。朝から晩まで 終日
 杖 藜   じょうれい。あかざの杖をつくこと

【意解】
一日中、春を探ね歩いたが春らしい風景を見る事ができない。
杖をつき山野(さんや)の雲を踏みわけたが徒労におわった。
家に帰って何気なしに梅の枝をとってみると、いつのまにか蕾もふくらみ春の訪れをみせている。

【備考】

この詩は禅の悟りの境地を示すものとして、古来有名である。

【cf.】http://www.kangin.or.jp/what_kanshi/kanshi_A44_3.html】


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芳野  藤井竹外


読み方】

4 芳野   藤井竹外

古陵の松柏   天ぴょうに吼ゆ   
山寺春を尋ぬれば  春寂寥     
眉雪(びせつ)の老僧 時に帚くことをやめ     
落花深き處 南朝を説く     


【字解】
古 陵  古い御陵のことで ここでは後醍醐天皇の御陵のこと
松 柏  松と柏ともに常緑樹である 
天    天から吹くつむじ風
山 寺   山の中の寺 ここでは如意輪寺のこと
寂 寥  周囲が静かでさびしいこと
眉雪老僧  眉毛が雪のように白い老僧
輟 帚   箒ではいているのをやめて

【意解】
吉野を尋ねて、後醍醐天皇の古い御陵の前に来ると、松や柏の大木は、空吹くつむじ風 にすさまじいうなり声をたてている。
この山寺の如意輪寺のあたりに春景色を尋ねてみると、桜の花もおおかたは散り落ちて人影もなく、寂しい限りである。

折りから眉の白い老僧がしばらく掃くことをやめて、落花の散り敷いたところで、南朝の昔物語をして下さったのには、 ひとしお感慨深いものがあった。


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5 太田道灌 蓑を借るの図  大槻磐渓

孤鞍(こあん)雨を衝(つ)いて 茅茨(ぼうし)を叩く
少女 爲(ため)に遺(おく)る 花 一枝(いっし)
少女言わず 花 語らず
英雄の心緒亂れて 絲の如し

【通釈】

 一騎の武者が驟雨の中、かやぶき家の門を叩き、
 蓑を貸してくださいと頼む。

 その家の娘は、ただ八重山吹の花の一枝を差し出し、
 八重山吹には実がならない意を借りて、蓑の無いことを暗示したのである。

 娘は何も言わず、もちろん花は何も語らず、意味が分からない。

 さすがの英雄、道灌も心がもつれた糸の様になり困惑してしまった

【太田道灌(1432~1486頃)】

 室町時代の武将で、江戸城の築城者として名高い。

 少女の差し出した「花一枝」の意味を解さなかった道灌は

 大いに面目無く思い、また後悔し、

 これより和歌を学び始め、文武両道の武将になったという。

【【cf.】http://fukulasuzume.at.webry.info/201205/article_17.html】


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不識庵機山を撃つの図に題す(川中島)  頼山陽

不識庵機山を撃つの図に題す(川中島)  頼山陽

不識庵機山を撃つの図に題す(川中島)  頼山陽

【漢詩】
6 不識庵機山を撃つの図に題す(川中島)  頼山陽

鞭聲肅肅  夜河をわたる
曉に見る  千兵の大牙を擁するを
遺恨十年一劍を磨き
流星光底  長蛇を逸す


鞭聲粛粛  夜過河
暁見千兵  擁大牙
遺恨十年磨一劍
流星光底逸長蛇


【読み】
鞭聲肅肅夜河を過る
(べんせいしゅくしゅく よるかわをわたる)

曉に見る千兵の大牙を擁するを
(あかつきにみる せんぺいの たいがをようするを)

遺恨なり十年一劍を磨き
(いこんなり じゅうねん いっけんをみがき)

流星光底長蛇を逸す
(りゅうせいこうてい ちょうだをいっす)

【意味(通釈)
馬の鞭の音さえもたてないよう、上杉謙信軍は静かに夜に乗じて川を渡った。
夜が明けると武田軍の目の前までに迫っていた。
しかし長い年月で磨き上げた謙信の腕前もかいなく、流れ星のごとく一瞬の差で、信玄を打ち逃がしてしまった。

・・・・・・・・・・・
【解説】 不識庵は越後の上杉謙信、機山は武田信玄、ともにその法号である。
両雄の川中島での戦いは1553年の第一回から、最後は1561年の5回に及んでいる。
この詩は山陽が自分の[日本外史]の資料から謙信の胸中に同情する形で作られている。

【通訳】 上杉謙信の軍はひっそりと鞭音も立てない様にして、夜の内に千曲川を渡って川中島の敵陣に攻め寄せた。
武田側は明け方霧の晴れ間に上杉方の大軍が大将の旗を中心に守りながら迫ってくるのを見つけた。
この戦いでは謙信は信玄を討ちとることができなかったが、その心中を察すると、誠に同情にたえない。
この十年の間一ふりの剣を研ぎ磨いて、その機会を待ったのであるが、うち下ろす刀光一閃の下に、ついに強敵信玄をとり逃がしたのは無念至極なことであった。

【【cf.】http://www.tansou.com/waka_tanka/kobetu_no_uta/husikiankizan.html 音声あり】

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「静夜思」李白


発声練習
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詩吟。Recitations of Chinese poems

関西吟詩文化協会

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