2015年02月04日 引用、京都新聞。
付近の観光地のために設置された観光トイレ。 近くには大学やバス停があり、市民も利用する(京都市左京区) |
京都市内の観光地でトイレの設置を進めるため、京都市は新年度から、観光客に利用が見込まれる民間のトイレ「観光トイレ」への助成金を充実させる。
広く設置を呼び掛けるため初めて公募も行う。
公衆トイレは設置費が高く、異臭の心配などから近隣住民の反対も多いが、2020年の東京五輪で多くの観光客が京都にも来ることを見据え、民間の力を借りて受け入れ体制を整えたい考えだ。
観光トイレは市内の神社や寺、地域の集会所や大学などの民間施設や個人のトイレを観光客らに開放する制度で、市内に26カ所ある。
市はトイレを所有する施設や個人と契約を結び、水道代や清掃費として年10万~18万円を「謝礼金」として支払っている。
ただ、多くのトイレでは助成金の数倍の水道料がかかる。観光地の地元などから要望を受けて市が依頼しても、金銭的な負担が大きく応じてもらえなかったり、途中で解約されたりするケースがこれまで10件程度あったという。
市は新年度から助成金の上限を現在の倍以上に引き上げる。
観光トイレに水量を計るメーターを新たに取り付け、利用量に応じて支給する制度に改める。
和式から洋式に切り替える費用やバリアフリーのための工事費も別に助成金を出す。
市は4月以降、観光トイレの設置に協力してくれる施設や個人を募集する。
応募の中から、観光客の需要が多く、周囲にトイレがない地域を中心に設置を進める方針。
市まち美化推進課は「東京五輪までに今よりトイレを倍増させ、観光客を気持ちよくおもてなしできるようにしたい」としている。
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